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おもちゃを片づけない日に、叱る前に見直したい仕組み

おもちゃを片づけない日に、叱る前に見直したい仕組み

遊び終わった床に、積み木、車、ぬいぐるみ。「片づけよう」と何度言っても動かず、最後は親が怒りながら全部しまう。翌日には、また同じ景色です。

片づけないのは、子どもがだらしないからとは限りません。しまう場所が分かりにくい、量が多い、遊びを終える気持ちになれない。子どもにとっては、「片づける」という一言の中に、いくつもの難しい作業が含まれています。

声を大きくする前に、子どもが動きやすい仕組みになっているかを見直してみます。

子どもが戻しやすい淡いブルーのおもちゃ収納

わが家で効いた「床が吸い込む」方法

わが家で効果があったのは、若槻千夏さんがテレビ番組で紹介していた「床が吸い込みました」という方法でした。

床に置かれたままの上着やおもちゃを捨てるのではなく、別の部屋など見えない場所へいったん移動する。翌朝、子どもが「おもちゃがない」と気づいたら、「床が吸い込みました」と伝えるというものです。

このエピソードを知り、わが家でも寝る前に床に残ったおもちゃがあると、翌日は「床に吸い込まれた」ことにして一時的に見えない場所へ移すようにしました。すると息子には合っていたようで、寝る前に片づけるようになりました。

「捨てるよ」と脅すのではなく、床に置いたままだと翌日はすぐ遊べない、という分かりやすい結果をつくれたことがよかったのだと思います。

ただし、子どもの性格によっては、おもちゃが突然なくなることを強く不安に感じる場合もあります。最初に「寝る前まで床にあるおもちゃは、床のお休み箱へ移すよ」とルールを伝え、取り戻せる方法も決めておくと安心です。

「全部片づけて」を、小さく分ける

散らかった部屋を前に「全部片づけて」と言われても、どこから始めるか分からないことがあります。

「赤い積み木を箱に入れよう」「車を3台、駐車場に戻そう」と、種類や数を小さく区切ります。親が一つ手に取り、「これはどこかな」と始めるだけでも、最初の一歩が見えます。

競争が好きなら、タイマーが鳴るまでに車だけ戻す。ごっこ遊びが好きなら、ぬいぐるみを寝床へ連れていく。片づけを新しい遊びに変えられる日もあります。

収納は、大人のきれいさより子どもの戻しやすさ

ふた付きの箱を開け、細かく分類し、棚の奥へ戻す。大人には簡単でも、小さな子どもには手順が多すぎるかもしれません。

よく使う物は、ふたのない大きめの箱へ。箱には文字だけでなく、おもちゃの写真やイラストを貼る。棚は子どもの手が届く高さにする。「投げ入れれば片づく」くらいから始めます。

分類も、細かくしすぎなくて大丈夫です。「車」「積み木」「そのほか」の三つでも、床が見えるなら十分です。

出しておく量を減らしてみる

収納に収まらないほどおもちゃがあると、子どもだけで片づけるのは難しくなります。

すべてを処分しなくても、一部を箱に入れて別の場所へ置き、時々入れ替える方法があります。今遊んでいる物が見つけやすくなり、片づける量も減ります。

若槻さんは、使っていないおもちゃを定期的に別の箱へ入れ、見えない場所に保管し、しばらく思い出さなかった物を処分する方法も紹介しています。処分については、年齢に合わせて子どもと相談し、思い入れの強い物を勝手に手放さない配慮もしたいところです。

片づける時刻を、毎日同じ合図にする

親の気分で突然「片づけて」と言われるより、夕食前、入浴前、寝る前など、同じタイミングにします。

片づけの歌を一曲流す、照明を一つ消す、タイマーを鳴らす。言葉以外の合図があると、親が何度も注意する回数を減らせます。

毎日完璧に床を空にしなくても、「寝る前に一度リセットする」という流れを家族で共有できれば十分です。

できたことを、具体的に伝える

「えらいね」だけでなく、「車を自分で戻せたね」「床が見えるようになって歩きやすいね」と、したことと変化を言葉にします。

片づけは、一度叱れば身につくものではありません。物を分け、順番を考え、元の場所へ戻す練習です。親が一緒に行う時期があって当然です。

わが家で「床が吸い込む」方法が合ったように、子どもが面白がれる仕組みが、言い聞かせより届くこともあります。大切なのは、怖がらせることではなく、床に置かない理由と次にすることが分かること。

叱ってしまう日があっても、次の日に箱の置き場所を一つ変える。それも、立派な片づけのスタートです。

参考情報

michi
WRITTEN BY

michi

フリーランスWebデザイナー/フロントエンドエンジニア。一児の母。

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