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保育園に行きたくないと言われた朝、急がせる前にできること

保育園に行きたくないと言われた朝、急がせる前にできること

朝、着替えも朝ごはんも何とか終わり、あとは家を出るだけ。そんなタイミングで「保育園、行きたくない」と言われると、親の心にも余裕がなくなります。

仕事には遅れられない。でも、泣いている子どもを強引に連れていくのもつらい。「楽しいよ」「行けば大丈夫」と励ましても、かえって泣き声が大きくなる日もあります。

行きたくない気持ちを、朝の数分ですべて解決しなくても大丈夫です。まずは、子どもがいま感じていることを受け止めながら、家を出るまでの道のりを少しだけ短くしてみます。

朝の支度で靴下を選ぶ子どもの手元

最初に、説得よりも気持ちを言葉にする

「行きたくない」と言われると、理由を聞き出したり、保育園の楽しさを並べたりしたくなります。ただ、泣いている最中は、長い説明を受け取る余裕がないこともあります。

そんなときは、「行きたくないんだね」「今日はおうちにいたかったね」と、見えている気持ちを短く返します。

同意することと、休ませると約束することは別です。「行きたくない気持ちは分かったよ。今日は保育園の日だから、一緒に玄関まで行こう」と、気持ちと予定を分けて伝えてもかまいません。

理由は、その場で答えが出なくてもいい

眠い、親と離れたくない、遊びの途中、先生や友達との出来事が気になる。子どもの「行きたくない」には、いろいろな理由が混ざっています。本人にも、うまく説明できないことがあります。

朝に何度も「どうして?」と聞くより、「帰ってきたら聞かせてね」と一度預かります。夕方やお風呂など、安心している時間に「今朝、行きたくないって言っていたね」と振り返ると、ぽつりと話してくれることもあります。

次にすることを、一つだけ伝える

「着替えて、歯を磨いて、靴を履いて、早く出るよ」と一度に伝えると、大人でも気持ちが重くなります。

まずは「靴下を選ぼう」「玄関まで抱っこで行こう」など、次の一つだけにします。二択にできることなら、「青い靴下と白い靴下、どっちにする?」と小さく選んでもらうのも方法です。

子どもが決められない日は、親が決めて大丈夫。「今日はお母さんが選ぶね」と静かに進めます。選ばせることが、新しい負担にならないようにします。

登園後の楽しみではなく、迎えの見通しを伝える

「保育園にはおもちゃがあるよ」と誘っても、子どもが心配しているのが親との別れなら、届きにくいことがあります。

「おやつを食べたあとに迎えに行くね」「お昼寝から起きて少し遊んだら会おうね」と、迎えに来ることを具体的に伝えます。まだ時計が分からない年齢には、一日の出来事を目印にします。

別れ際は、こっそり消えず、短く同じ言葉で。「いってきます。お迎えに来るね」と伝えて先生に託します。親が名残惜しくなるのも自然ですが、毎日の別れ方が同じだと、子どもに見通しが生まれます。

先生に、朝の様子をそのまま共有する

「家ではこんな言葉を言っていました」「最近、朝だけ泣きます」と先生に伝えます。登園後すぐに遊び始めているのか、園でも長く不安そうなのかで、考えたいことは変わります。

家だけで理由を探し続けず、園での様子と合わせて見ていくことが大切です。好きな遊びや安心できる先生、登園直後に任せられる小さなお手伝いなど、園と一緒に入口をつくれる場合もあります。

朝の支度を、前日の自分に少し任せる

子どもの気持ちを受け止めたいと思っても、親が時間ぎりぎりだと難しくなります。服、持ち物、連絡帳を前夜にまとめる。朝食を迷わない形にする。玄関に必要な物を集める。

全部ではなく、一つ減らすだけでも構いません。朝の余白は、子どもを言い聞かせるためではなく、親が一呼吸置くためにも役立ちます。

休ませるか迷ったら

発熱や痛みなど体調の変化がある日は、まず健康状態を確認します。元気そうでも、強い拒否が何週間も続く、登園後も長くつらそう、食事や睡眠にも変化がある場合は、園やかかりつけの小児科、地域の相談窓口に相談してよいサインです。

「保育園に行きたくない」は、親を困らせるための言葉とは限りません。同時に、毎回その場で完璧な答えを出す必要もありません。

気持ちを一度受け取り、次の一歩を小さくする。迎えに来ることを伝え、園と様子を共有する。忙しい朝にできるのは、それだけでも十分です。

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michi
WRITTEN BY

michi

フリーランスWebデザイナー/フロントエンドエンジニア。一児の母。

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家族とわたしの、ちょうどいいペース。

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