子育て・暮らし・おでかけの ライフメディア nice×pace

慣らし保育で泣き続ける子ども。預けることを責めすぎないために

慣らし保育で泣き続ける子ども。預けることを責めすぎないために

慣らし保育の朝、子どもが玄関から泣き、先生へ渡したあとも声が聞こえる。帰宅してからもその顔が浮かび、「預けないほうがよかったのかな」と自分を責めたくなることがあります。

泣く姿を見るのはつらいものです。ただ、泣くことは保育園に合わないという結論でも、親子の関係が弱いという意味でもありません。知らない場所や人に戸惑い、大切な人と離れたくない気持ちを表していることがあります。

泣いた時間だけで一日を判断しない

登園時に大きく泣いても、親の姿が見えなくなったあと、先生の抱っこや好きな遊びで落ち着く子もいます。反対に、朝は平気でも昼食や昼寝の場面で寂しくなる子もいます。

迎えのときは「何分泣きましたか」だけでなく、途中で何を見たか、誰のそばで落ち着いたか、食事や水分は取れたかを聞きます。一日の中にあった小さな変化を知ると、泣いている場面だけがすべてではないと分かります。

保育園の入り口で手をつなぐ親子

お別れの言葉を短く同じにする

心配で何度も戻ったり、長く説得したりすると、子どもはお別れのタイミングをつかみにくくなることがあります。「行ってくるね」「おやつのあとに迎えに来るよ」など、子どもに分かる短い言葉を毎日同じように伝えます。

こっそりいなくなるのではなく、離れることと戻ることを伝えます。泣き止ませてから出発しなくても構いません。先生へ引き継いだら、任せることも慣らし保育の一部です。

家では甘えが増えてもいい

新しい環境で過ごした反動で、家では抱っこが増える、食事が進まない、夜に起きるなどの変化が出ることがあります。すぐに元の生活へ戻そうとせず、予定を減らします。

帰宅後は好きな遊びを一つする、膝に座って絵本を読む、早めに布団へ入る。特別なごほうびより、いつもどおり親が戻ってくる経験を積み重ねます。

園と相談してペースを見直す

食事や水分がほとんど取れない状態が続く、眠れず疲れが強い、家でも大きな変化が長く続くときは、担任へ具体的に伝えます。保育時間を一段階戻したり、安心できる持ち物を相談したりできる場合があります。

「ほかの子はもう慣れた」と比べる必要はありません。園の状況や家庭の事情も含め、子どもに合う進み方を一緒に探します。

親が休むことも必要

預けている間に何か成果を出さなければと思わず、少し横になる、温かいものを飲むだけでもよいと思います。親の緊張が続けば、迎えたあとに余裕を持ちにくくなります。

泣かれると、預ける選択そのものを否定されたように感じることがあります。でも、泣いて気持ちを表し、先生に支えられ、親が迎えに戻る。その繰り返しの中で、子どもは安心できる人と場所を増やしていきます。

慣れる速さではなく、今日も迎えに行けたことを一日の区切りにする。親も子も揺れながらで大丈夫です。

michi
WRITTEN BY

michi

フリーランスWebデザイナー/フロントエンドエンジニア。一児の母。

プロフィールをみる →

家族とわたしの、ちょうどいいペース。

© 2026 NICEPACE