夕方、冷蔵庫を開けても何を作ればよいか浮かばない日があります。
料理そのものより、「主菜は何にする」「野菜が足りない」「子どもは食べるかな」と考え続けることに疲れているのかもしれません。
そんな日は、きちんとした献立を考えるのをやめて、ごはん・汁もの・そのまま出せるものの三つで夕食を作ります。
最初に、ごはんがあるかだけ確認する
冷凍ごはんがあれば温め、なければ早炊きにします。それも難しい日は、うどんやパンへ替えます。
最初に主食を決めると、残りの選択肢が少なくなります。栄養の順番ではなく、迷いを減らす順番です。
汁ものを一品と数える
みそ汁へ豆腐、卵、冷凍野菜のどれかを入れれば、それを一品として数えます。
具だくさんでなくてもかまいません。温かい汁ものがあるだけで食卓が落ち着き、冷蔵庫の少し残った食材も使いやすくなります。
火を使わないものを一つ出す
豆腐、納豆、海苔、チーズ、ミニトマト。切るだけ、開けるだけのものを一つ添えます。
「料理していない」と思わず、今日の自分が用意できた一品として出します。小さな器へ移す余裕がなければ、容器のままでも十分です。

家族それぞれ違ってもよい
子どもは納豆、大人は冷ややっこ。同じ食卓でも、全員が同じものを食べなくてよいことにしました。
別々の料理を一から作るのではなく、冷蔵庫にある食べられるものを選ぶだけ。家族全員の好みを一皿で解決しようとしないようにします。
野菜は一食で取り戻さない
野菜が少ない夕食になっても、朝や翌日に食べればよいと考えます。
冷凍ブロッコリーやカット野菜があれば使いますが、なければ無理に買いに行きません。一週間くらいの長さで見れば、整えられる日はあります。
常備するのは、献立ではなく組み合わせ
わが家の「考えない夕食」は、ごはん+豆腐のみそ汁+納豆、うどん+卵+海苔、パン+スープ+チーズなどです。
料理名を決めるのではなく、主食・温かいもの・すぐ出せるものの組み合わせだけ覚えておきます。
食卓を早く終えてもいい
品数が少ない日は、食事の時間も短くなることがあります。会話を盛り上げたり、もう一口を促したりせず、食べ終わった人から片づけます。
夕食に使わなかった力を、お風呂や寝かしつけ、自分の休憩へ残します。
作らない日も、暮らしを回している
お惣菜や冷凍食品、宅配に頼る日もあります。それは献立を諦めた日ではなく、今日の体力で暮らしを回す方法を選んだ日です。
ごはんを整える人が疲れ切らないことも、家族の食卓には大切です。考えられない日は考えない。簡単な夕食を、胸を張って出したいと思います。