子育て・暮らし・おでかけの ライフメディア nice×pace

失敗するとすぐ『できない』と言う子どもに、かけたい言葉

失敗するとすぐ『できない』と言う子どもに、かけたい言葉

積み木が崩れた、靴がうまく履けない。少し失敗しただけで「できない」と泣いたり、投げ出したりすることがあります。励ましたくて「できるよ」と言っても、かえって怒る日も。そんなときは成功へ急がせず、悔しさのそばにいる言葉を選びます。

積み木をもう一度組み立てる子どもの手

まず「悔しかったね」と受け止める

できるかどうかを説明する前に、「うまくいかなくて悔しかったね」「もう嫌になったんだね」と、見えた気持ちを短く言います。気持ちが大きい間は、長い助言が届きにくいものです。返事がなくても、分かろうとしていることは伝えられます。

「できるよ」より「どこが難しかった?」

根拠なく「絶対できる」と励まされると、今の困りごとを否定されたように感じる子もいます。「どこで止まった?」「ここまで一人でできたね」と具体的に見ると、全部が失敗だったという気持ちを小さくできます。

手伝い方を選んでもらう

「見ているだけがいい?」「少し手伝う?」「今日はやめる?」と二、三の選択肢を出します。休むことも選択肢に入れると、挑戦が罰のようになりません。危険がなければ、気持ちが戻ってから再開して構いません。

結果ではなく試したことを言葉にする

「向きを変えてみたね」「二回やってみたね」と、見ていた事実を伝えます。大げさに褒める必要はありません。努力を求め続けるのではなく、自分なりに考えた過程へ目を向けます。

親が代わりに完成させない

急いで完成させると、その場は収まっても「自分ではできなかった」が残ることがあります。「最初だけ一緒に」「最後はお願い」など、本人が関われる部分を残します。時間がない日は「今日は大人がするね。帰ったら練習しよう」と事情を伝えます。

比べる言葉を減らす

「前はできた」「みんなはできる」は、励ますつもりでも追い詰めることがあります。昨日の本人とも比べず、その日の疲れや難しさを見ます。できた経験を思い出すなら、「前も最初は難しかったね」と過程ごと振り返ります。

親も失敗する姿を隠さない

大人が間違えたときに「間違えた。もう一回やってみよう」「今日はここまでにする」と口にします。失敗しても暮らしは続くと、日常の中で示せます。

心配が続くときは相談する

失敗への不安が強く、園や家庭で活動をほとんど避ける状態が続く場合は、担任や小児科、地域の相談窓口へ。性格と決めつけず、困っている場面を共有します。

「できない」は、助けて、悔しい、失敗したくない、休みたい、という言葉の代わりかもしれません。「そう思ったんだね」「どこまで一緒にする?」と返し、今日できる小さな一歩を一緒に探したいです。

michi
WRITTEN BY

michi

フリーランスWebデザイナー/フロントエンドエンジニア。一児の母。

プロフィールをみる →

家族とわたしの、ちょうどいいペース。

© 2026 NICEPACE