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おねしょをした朝、子どもを傷つけないために伝えたい言葉

おねしょをした朝、子どもを傷つけないために伝えたい言葉

朝、布団が濡れていることに気づいた瞬間。洗濯のことや忙しい支度が頭に浮かび、思わずため息が出そうになることがあります。

けれど、いちばん気まずく感じているのは、子ども自身かもしれません。「またしちゃった」「怒られるかな」と、親の顔を見ていることもあります。

おねしょは寝ている間に起こることで、子どもがわざとしているわけではありません。朝の最初の言葉を少し変えるだけでも、子どもの安心と親の気持ちを守りやすくなります。

まず伝えたいのは「大丈夫だよ」

おねしょに気づいたとき、最初に伝えたいのは「大丈夫だよ」「濡れたから着替えようか」という短い言葉です。

原因を問いただしたり、「昨日もしたよね」と過去の失敗を持ち出したりするより、今必要な着替えと片づけに意識を向けます。

子どもが「ごめんなさい」と言ったら、「わざとじゃないから謝らなくて大丈夫」と返してもよいと思います。失敗をなかったことにするのではなく、安心して対処できる出来事として扱います。

おねしょは育て方や性格の問題ではない

日本泌尿器科学会は、夜尿症について、親の育て方や子どもの性格の問題ではないと説明しています。睡眠中に尿意で目を覚ます仕組み、膀胱の発達、夜につくられる尿量などが関係します。

5歳未満の幼児のおねしょは珍しいことではありません。5歳以上で月1回以上のおねしょが3か月以上続く状態は、医療上「夜尿症」と定義されますが、年齢だけで焦って判断する必要はありません。

「もう大きいのに」「お友だちはしていないよ」と比べる言葉は、子どもの努力では変えにくいことまで責めることにつながります。

替えのパジャマとシーツをまとめた朝の準備

避けたい言葉と、言い換えたい言葉

  • 「どうしてまたしたの?」→「濡れて気持ち悪かったね。着替えよう」
  • 「もう赤ちゃんじゃないでしょ」→「体は少しずつ育っている途中だよ」
  • 「今夜は絶対しないでね」→「寝る前に一緒にトイレへ行こう」
  • 「こんなに洗濯を増やして」→「シーツは洗えば大丈夫」

いつも理想的な言葉を選べるわけではありません。強い言い方をしてしまったら、「朝は急いでいて怒ってしまった。あなたが悪いわけではないよ」と、あとから伝え直すこともできます。

片づけは罰にしない

年齢に応じて、着替えを洗濯かごへ運ぶ、新しいパジャマを選ぶなどを一緒にしてもらうことはできます。ただし、「自分でしたのだから全部洗いなさい」という罰にはしません。

できる範囲で一緒に整える経験は、失敗の責任を負わせるためではなく、「困ったことが起きても対処できる」と知るためのものです。

親も感情を我慢しすぎなくていい

寝不足の朝に、シーツや布団の洗濯が増えるのは大変です。子どもを叱らないことと、親が大変ではないふりをすることは別です。

防水シーツを重ねておく、替えの寝具をまとめて置く、洗えるものを選ぶなど、親の負担を軽くする準備も大切です。「今日は大変だから最低限だけ洗う」と決めても構いません。

相談を考えたいとき

小学校に入ってもおねしょが続く場合、日本泌尿器科学会は小児科または泌尿器科への相談を勧めています。また、昼間のおもらし、排尿時の痛み、頻尿、便秘、強い喉の渇きなどがある場合や、一度半年以上おねしょがなかったのに再び始まった場合も、かかりつけ医へ相談してみてください。

受診は子どもを叱るためではなく、体の状態を確認し、家族だけで抱え込まないための選択です。

朝の言葉は、失敗より長く残ることがある

おねしょを完全に防げない朝はあります。それでも、「大丈夫」「洗えばいいよ」と言ってもらえた記憶は、子どもの安心につながります。

濡れたシーツを片づけながら、親も子どもも必要以上に傷つかないこと。それを、その朝のいちばん大切な目標にしてよいのだと思います。

参考情報

※本記事は一般的な情報であり、診断や治療に代わるものではありません。

michi
WRITTEN BY

michi

フリーランスWebデザイナー/フロントエンドエンジニア。一児の母。

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