気温が変わり始めると、子どもの服を早めに用意しておきたくなります。去年の服は小さそう。洗い替えも必要。かわいい新作も目に入る。足りなくなるのが心配で買い足したのに、季節が終わるころには一度も着なかった服が残ることがあります。
子どもの成長や天候を正確に予測することはできません。それでも、買う前の確認を決めておくと、「念のため」の買いすぎは減らせます。
最初に、全部出して数える
クローゼットを見ながら考えると、奥にある服や洗濯中の服を忘れがちです。季節の変わり目には、次の季節に着られそうな服を一度まとめて出します。
トップス、ボトムス、肌着、羽織り、園用、休日用に分け、枚数をメモします。「長袖が少ない」と感じていても、数えると十分ある場合があります。

お下がりや少し大きめに買った服も一緒に確認します。存在を忘れて同じ役割の服を買わないことが、いちばん分かりやすい節約になります。
サイズ表記だけで判断しない
子ども服の「100」「110」といったサイズ表示は便利ですが、同じ表記でもブランドやデザインによって実寸や着心地が異なります。消費者庁の案内でも、衣類のサイズは家庭用品品質表示法の法定表示事項ではなく、業界などの自主基準による場合があると説明されています。
そのため、タグの数字だけでなく、今ちょうどよく着ている服と重ねて、身幅、袖、丈を比べます。オンラインで買う場合も、商品ページの実寸表を確認します。
大きめを買えば長く着られるとは限りません。袖や裾が長すぎると動きにくく、園の活動に向かないことがあります。今の生活で安全に着られるサイズかを優先します。
「必要枚数」は洗濯の頻度から決める
必要な服の枚数は、家庭によって違います。毎日洗濯する家と、数日分をまとめて洗う家では、必要な洗い替えが同じではありません。
考えやすいのは、「一日に使う枚数×洗濯しない日数」に、予備を一、二枚足す方法です。園に置く着替えがある場合は、その分を別に数えます。汚れやすいトップスだけ多めにし、使用頻度の低いおしゃれ着は少なくするなど、種類ごとに変えます。
園の決まりを先に確認する
保育園や幼稚園では、フード、ひも、装飾、スカートなどについて独自の決まりがある場合があります。せっかく買っても園で使えなければ、着る機会は限られます。
新学期や季節の変わり目に、必要な着替えの枚数、避ける服、記名方法を確認してから買います。園用は、子どもが自分で着脱しやすいか、汚れても家庭で洗いやすいかも大切です。
素材と洗濯表示を見る
消費者庁によると、衣類の洗濯表示は、洗濯、漂白、乾燥、アイロン、クリーニングなどの取り扱い方法を示しています。日常着を選ぶときは、家庭の洗濯方法に合うかも確認します。
手洗いや平干しが必要な服は、忙しい時期には着せる回数が減るかもしれません。反対に、洗濯機で洗えて乾きやすい服は、少ない枚数でも回しやすくなります。素材の特徴と表示を見て、実際に手入れできるものを選びます。
最初に全部そろえない
季節の始まりに必要そうな服をすべて買うのではなく、最低限だけ用意して、実際の気温や成長を見ながら足します。急に暑くなったり、予想より長く前のサイズを着られたりすることもあります。
買い足し候補はすぐ購入せず、メモに残します。一週間ほど生活して、本当に洗濯が回らない、同じ服ばかり着ている、と分かってから買えば、役割のない服が増えにくくなります。
買う前の五つの確認
- 同じ役割の服をすでに持っていないか
- 今着ている服と実寸を比べたか
- 洗濯頻度に対して何枚必要か
- 園の決まりや着脱のしやすさに合うか
- 家庭で無理なく洗って乾かせるか
子どもの服は、少なければよいというものでもありません。大切なのは、使う場面のある服を、必要な分だけ持つこと。季節の始まりに少し余白を残しておくと、成長や天気に合わせて選び直しやすくなります。
note