
「嘘」と決める前に
子どもの話が事実と違うと、つい「嘘をついた」と考えてしまいます。でも幼児の言葉には、願い、想像、記憶の混ざり合い、うまく説明できない気持ちが含まれます。大人と同じ意図的な嘘だとすぐに決めず、何を伝えようとしたのかを見てみます。
まず事実を短く確認する
「コップが割れているね。何があったか教えて」と、責める言葉を入れずに尋ねます。「あなたがやったんでしょう」と答えを決めた質問は、怒られたくない気持ちを強くします。話が変わっても追及せず、「思い出したら教えてね」と待ちます。
願いと事実を分けて言葉にする
「園で恐竜を見た」と話したら、「本当に来たの?」と否定するより、「来たらいいなと思ったのかな」「恐竜の遊びをしたのかな」と整理します。空想を楽しみながら、現実との違いも少しずつ学べます。
正直に話せる着地点をつくる
失敗を話したときに強く叱られると、次は隠したくなります。「教えてくれてありがとう。片づけ方を一緒に考えよう」と、告白した後の安全をつくります。危険や他者への影響は伝えつつ、人格を「嘘つき」と呼ばないことが大切です。
繰り返すときに見たいこと
注目してほしい、失敗が怖い、言葉で説明しにくいなど、背景はさまざまです。頻度だけでなく、いつ、誰との間で起きるかを記録します。生活に大きな支障がある、強い不安が続く場合は、園や専門家と共有して構いません。
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