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「大切なところ」をどう伝える?幼児期から始めるプライベートパーツの話

「大切なところ」をどう伝える?幼児期から始めるプライベートパーツの話

子どもに身体の大切な部分について話したいと思っても、「何歳から?」「どんな言葉なら怖がらせない?」と迷います。性教育という言葉に身構えてしまうこともありますが、幼児期に伝えたいのは難しい知識ではありません。

「自分の身体は自分のもの」「嫌なことには嫌と言っていい」「困ったら信頼できる大人に話していい」。日々の着替えや入浴の中で、短い言葉を重ねることから始められます。

「大切なところ」をどう伝える?幼児期から始めるプライベートパーツの話の記事内イメージ

プライベートパーツとは

こども家庭庁の資料では、水着で隠れる胸、おしり、性器と、口をプライベートゾーンとして説明しています。家庭では「プライベートパーツ」「大切なところ」など、子どもに伝わる呼び方を決めて構いません。

同時に、性器にも身体のほかの部分と同じように名前があることを、必要以上に隠さず伝える考え方もあります。けがや痛みを正確に伝えられることは、子どもの健康と安全にも役立ちます。

「見せない・触らせない」だけにしない

ルールだけを並べると、子どもは診察や着替えの手伝いまで悪いことだと感じるかもしれません。身体を洗う、薬を塗る、医師が診察するといった必要な場面では、大人が何をするか先に説明します。

「赤くなっていないか見るね」「洗うのを手伝ってもいい?」と声をかける。小さな子どもでも、一人の人として扱われている感覚を育てられます。嫌がるときは理由を聞き、急を要するケアでなければ方法やタイミングを調整します。

嫌なときは、嫌と言っていい

知らない人だけでなく、家族や知っている人に対しても、嫌な触れ方には「やめて」と言ってよいことを伝えます。大人も、子どもがくすぐり、キス、抱っこを嫌がったらできる限り止めます。

「いや」と言えなかったり、その場から離れられなかったりしても、子どもの責任ではありません。「言えなくてもあなたは悪くない。あとから話していい」と添えることが大切です。

ほかの人の身体も大切にする

自分の身体を守る話と一緒に、「ほかの人の身体も、その人のもの」と伝えます。抱きつきたいとき、触れたいときは相手の気持ちを確かめ、嫌と言われたらやめる。家庭内でも実践できる同意の基本です。

おむつ替えや入浴の場面を、きょうだいや家族が面白がってのぞかないことも、プライバシーを生活の中で学ぶ機会になります。

困ったときに話せる大人を増やす

「何かあったらママに言って」だけでなく、パパ、祖父母、園の先生など、話してよい大人を複数考えておきます。親に言いづらいことがあるかもしれないからです。

子どもが身体のことを話したとき、大人が驚いて大きな声を出すと、次から言いにくくなります。まず「教えてくれてありがとう」と伝え、子どもの言葉を否定せずに聞きます。無理に詳しく聞き出さず、必要に応じて医療機関や専門機関へ相談します。

一度の特別な話より、日常の短い言葉

プライベートパーツの話は、一度説明して終わるものではありません。お風呂で身体を洗うとき、着替えるとき、子どもが「やめて」と言ったとき。日常の小さな場面で、同じメッセージを繰り返します。

怖い出来事を想像させることが目的ではなく、自分の感覚を信じ、困ったときに助けを求められるようにすること。そのためには、大人が普段から子どもの「嫌」を軽く扱わないことが、何より分かりやすい手本になります。

子どもの身体は子どものもの。そして、ほかの人の身体もその人のもの。そんなシンプルな言葉を、親子の安心につながる形で伝えていきたいと思います。

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michi
WRITTEN BY

michi

フリーランスWebデザイナー/フロントエンドエンジニア。一児の母。

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