入園準備の中でも、思った以上に時間がかかるのが名前つけです。服、靴下、タオル、袋、紙おむつ。小さなものまで一つずつ記名していると、終わりが見えなくなることがあります。
私は最初から完璧にきれいに仕上げようとせず、素材ごとに方法を決め、短い時間に分けて進めるのがよいと思っています。
まず園の記名ルールを確認する
名前はフルネームか、ひらがなか、書く位置の指定があるかを確認します。衣類のタグへ書く園もあれば、見つけやすい位置へ大きく書いてほしい園もあります。
おむつ、ビニール袋、靴下のように数が多いものは、どこまで一つずつ必要かも聞きます。先に作業を始めてから指定に気づくと、二度手間になります。

素材ごとに道具を一つ決める
衣類は布用スタンプ、プラスチックや袋は油性ペン、見やすさが必要なものはシール、というように大まかに分けます。便利な用品を全部そろえる必要はありません。
スタンプやシールは時短になりますが、洗濯回数や素材によって薄れたりはがれたりします。最初に一枚だけ試し、洗濯後の状態を見てから増やすと失敗を減らせます。
全部広げず、種類ごとに進める
家中の持ち物を一度に出すと、部屋が散らかり、途中で中断しにくくなります。今日は上着、次はタオル、最後に袋類というように、小さなまとまりで進めます。
作業用のかごを一つ用意し、未記名のもの、道具、終わったものを入れます。子どもが起きたり別の用事が入ったりしても、そのまま片づけられます。
毎日の補充にも「名前つけ場所」をつくる
入園前に終わったと思っても、新しく買った服やサイズアップした靴が増えます。油性ペンやスタンプを、保育園用品をしまう場所の近くに置いておくと、使い始める前に記名できます。
洗濯物をしまうときに名前が薄くなっていないか確認し、その場で直せる仕組みにします。まとめて点検する日を待つより、気づいたときに一つ直すほうが負担になりません。
子どもと一緒に目印を決める
まだ自分の名前を読めない時期は、同じ色や小さなマークを目印にする方法もあります。園のルールを確認したうえで、名前の横にシンプルな印をつけると、子ども自身が自分のものを見つけやすくなります。
「この青い丸が自分の印だよ」と一緒に確認する時間は、入園への小さな準備にもなります。ただし、目印だけでは取り違えを防げないため、名前そのものも読みやすく書きます。
読めることを最優先にする
名前つけは作品づくりではありません。少しくらい曲がっていても、にじんでいても、先生が読めて持ち主へ戻せれば十分です。
大量の作業を前にすると「一晩で終わらせよう」と考えがちですが、十五分ずつでも確実に進みます。園の指定を確認し、道具を増やしすぎず、あとから直せる形にしておく。名前つけも、家族の無理のないペースで終えられたらそれで大丈夫です。
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