多くの方が一度は海外旅行を夢に抱いているのではないでしょうか。日本とは違う世界で味わうひと時は、普段のストレスや疲れを吹き飛ばしてくれるでしょう。
しかし、海外旅行で問題となってくるのは金額です。飛行機のチケット代から現地での交通費など、考えれば考えるほどお金へ対する意識は強くなります。ところが、海外旅行でも物価の安い国であれば、出費を最低限に抑えられます。
そこで、今回は1人でも多くの方に海外旅行を楽しんでもらうため、アジアの国で物価が安い国をまとめました。節約家でも驚くほど物価の安い国がありますよ。
アジアの物価が安い国一覧
アジアはフライト時間が短く、気軽に行きやすい事から多くの日本人が訪れています。美味しいグルメを堪能し、癒しのリゾートでまったり過ごす時間は、一生の思い出になること間違いないです。アジアの国々に興味がある方は、是非参考にしてください。
また、アジア以外にもヨーロッパで物価が安い国も紹介しています。ヨーロッパにも興味のある方は、読んでみてください。
※ヨーロッパ旅行を安い金額で楽しもう!物価の安い7カ国を紹介!
インド
インドは南アジアに位置する連邦共和制国家です。中国に続いて世界人口2位を誇る国でもあります。アジアの国の中でも多くの世界遺産があり、旅行者の好奇心はくすぐられるでしょう。
しかし、一番注目すべきポイントは物価の安さですね。宿泊は1日で500円~1000円、列車での移動も数百キロ1000円以下で済ませられるなど、日本では考えられない料金です。
食費もお菓子類は30円~70円、その他の飲食は平均300円で済ませられる場合がほとんどです。その安さもあって、中には20日滞在したにも関わらず、5万円で済んだ方もいるそうです。
インドの通貨は、ルピーです。1ルピー=1.5円、10ルピー=15円(2019年2月時点)。
タイ
タイは東南アジアに位置する君主制国家です。熱帯のビーチを始め、豪華な王宮、古代遺跡、巨大な仏像が飾られた寺院など、魅力のある観光スポットで毎年多くの旅行者が満喫されています。そんなタイも物価の安い国の1つです。
電気代は日本とあまり変わらないのですが、それ以外の家賃、食費、交通費、水・光熱費、マッサージなどの娯楽費は、日本の2分の1~3分の1で楽しめます。ただし、首都であるバンコクや観光地プーケットなどのリゾート地など、一部の都市では若干高めの場所も存在します。いずれにせよ、安価で旅行を楽しむ分にはおすすめの国と言えます。
タイの通貨は、バーツです。1バーツ=3.5円、10バーツ=35円(2019年2月時点)。
マレーシア
マレーシアは、東南アジアに位置する連邦立憲君主制国家で、イギリス連邦に加盟しています。中国人、マレー人、インド人の文化が混じり合った国でもあり、異なる3つの文化を楽しむことができます。
大都会クアラルンプールで眺められるビルの数は、日本のビル地帯にも劣らない経済力を感じさせてくれます。また、自然に満ちあふれているボルネオ島は、オランウータンやサイチョウといった動物、世界最大の花と言われるラフレシアを眺めながら探索が可能です。こういった自然の中での探索は、漫画の世界で冒険している感覚を味わわせてくれます。
物価に関しても、ほとんどが日本の4分の1なので、お得な金額で旅行を満喫できます。
マレーシアの通貨は、リンギットです。1リンギット=27円、10リンギット=270円(2019年2月時点)。
フィリピン
フィリピンは、東南アジアに位置する共和制国家です。日本から4時間のフライトで行けるため、海外の国では早く到着する部類に入ります。雨が少なく温暖な気候にも恵まれているので、生活しやすい環境にあります。
また、物価に関しては日本の3分の1ほどです。1回の食事は40円~200円、高級レストランでの食事も1150円ほどで済ませることができます。
さらに、バスや電車、タクシーなどの交通費も30円~90円と驚くほど格安の値段で済ませられます。ただし、安さの反面、交通機関内でのスリが多いとも言われています。交通機関を利用する際は、十分に用心しなければなりません。
フィリピンの通貨は、ペソ(PHP)です。1ペソ=2.1円、10ペソ=21円(2019年2月時点)。
台湾
台湾は大国中国の南に位置するアジアの国です。大の親日国としても有名で、日本語を覚えている台湾人も多いことから日本人が訪れやすい国の1つに入ります。
物価は日本の3分の1~2分の1ほどで、全体的に安いことが窺えますね。ただし、カフェや観光地など、一部の物価は日本と同じくらいかやや高めです。そのため、観光巡りよりも食べ歩きを満喫する旅行者のほうが安い金額で済ませられるでしょう。
台湾の通貨は、ニュー台湾ドル、台湾元と呼び方が複数存在しますが、意味合いは同じです。ここでは元で説明します。1元=3.6円、10元=36円(2019年2月時点)。
ネパール
ネパールは、南アジアに位置する連邦共和制国家です。多くの民族の人が生活する中で仏教やヒンドゥー教など、それぞれの宗教に見合った観光名所が多数存在します。また、世界で有名なエベレスト山のあるヒマラヤ山脈もネパールにあります。
物価は全体的に安い傾向にあり、日本の3分の1ほどです。宿泊費は首都のカトマンズでも800円、1日の食費も500円ほどで済ませられます。生活用品もお手頃な値段で購入できるので、お土産にするのもありですね。
ネパールの通貨は、ルピーです。1ルピー=1円、10ルピー=10円(2019年2月時点)。
スリランカ
スリランカは、南アジアに位置する共和制国家です。世界遺産が多く存在し、エアーズロックにも劣らないシーギリヤロック、迫力ある黄金の大仏が座っているダンブッラ寺院、黄金海岸のビーチなど人々の心を魅了するものばかりです。
物価が安いことでも有名で、日本の3分の1ほどです。月に3万円あれば普通の生活ができると言われており、10万円も稼いでいればお金持ちとして扱われるそうです。交通費に至っては、バス代が1キロ僅か5円で済むなど、物価の安さが伝わってきます。
スリランカの通貨は、スリランカ・ルピーです。1スリランカ・ルピー=0.6円、10スリランカ・ルピー=6円(2019年2月時点)。
ベトナム
ベトナムは、東南アジアに位置する社会主義共和国です。ベトナムも多くの世界遺産を始め、思わず泳ぎたくなる綺麗なビーチ、歴史的な建造物が多く残っています。また、台湾と同様に親日国でも有名なので、日本人にとっては訪れやすい国の1つと言えるでしょう。
物価も安く、日本の4分の1ほどです。レストラン、交通費、宿泊費と全体的に安いため出費を抑えられます。また、インスタント麺が安いことでも有名で、1袋に付き15円という破格の値段です。1000円出せば65個も買えてしまうのは、びっくりですね。
ベトナムの通貨は、ドンです。1ドン=0.005円、10ドン=0.05円(2019年2月時点)。
インドネシア
インドネシアは、東南アジア南部に位置する共和制国家です。世界人口4位を誇り、1年を通して温暖な気候でもあります。また、世界最大のイスラム教徒がいることから、イスラム文化も存分に体感できます。他にも、歴史ある観光スポットやバリ島などの名所も盛り沢山です。
物価も安く、日本の3分の1ほどです。食事は100円~300円、ミネラルウォーターは500mlで40円と安く済ませられます。宿泊地は1000円~10万円と幅広いですが、1万円あれば普通に質の高い部屋に泊まれます。
インドネシアの通貨は、ルピアです。1ルピア=0.008円、10ルピア=0.08円(2019年2月時点)。
安い金額でアジアを満喫しよう
今回はアジアの国で物価の安い国をまとめてきましたが、あなたが予想していた以上に安いと感じられたのではないでしょうか。これらの国の物価が安い理由は、給与水準が低いことや経済が発展途中というのも関係しています。そのため、今後さらに経済が発展すれば、物価が上がる可能性も十分にあります。
物価が上昇して後悔する前に、安い間に思い切って海外旅行を楽しまれてはいかがでしょうか。一歩踏み出した先には、「海外に行って良かった」と思える素敵な出来事が待ち受けているでしょう。
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