ヨーロッパには、歴史を感じさせてくれる中世の街並み、おとぎの世界に入り込んだような絶景スポットなど、人々の好奇心をくすぐるような観光スポットで溢れています。ヨーロッパ旅行にいきたい方の多くは、これらの観光地を巡ってみたいと考えているのではないでしょうか。
しかし、ヨーロッパって聞くと経済が発展しているイメージが強く、物価も高いのではないかと思ってしまいますよね。確かに場所によっては、日本の物価を上回っている国もあります。
でも、全部の国が高いわけではなく、ヨーロッパの中にも物価の安い国は存在します。そこで、今回ヨーロッパの中で物価の安い国をまとめました。ヨーロッパ旅行を検討されている方は、是非読んでみてください。
ヨーロッパの物価が安い7カ国を見てみよう
この項目では、物価の安い国をピックアップしながら、その国の特徴についても簡単に説明いたします。ヨーロッパの国で、どこに行きたいか悩んでいる方は参考にしてください。
また、ヨーロッパ以外にも、アジアの国で物価が安い国もま紹介しています。アジア旅行にも興味のある方は、是非参考にしてください。
※「海外旅行を安い金額で!節約家も驚く物価が安いアジア9カ国を紹介!」
マルタ
マルタは、南ヨーロッパの共和制国家です。小さな島国でありながら美しい海を始め、世界遺産の城塞都市、超古代遺跡など見どころが多数あります。
物価も日本の3分の1ほどで、2l(リットル)6本入りのミネラルウォーターが約260円で買えます。これが日本だと、同じ本数で600円~800円はかかります。パンも30円~50円、チーズも500gを800円ほどで購入できます。
チーズに至っては日本の場合、100g~200gで800円かかるものもあるので、水との比較も含めてマルタの物価が安い事が分かりますね。美しい絶景から安価での買い物まで、旅行を楽しむ上で申し分ないでしょう。
マルタの通貨は、ユーロです。1ユーロ=125円、10ユーロ=1255円(2019年2月時点)。
ブルガリア
ブルガリアは、ヨーロッパの共和制国家です。ブルガリアヨーグルトに「ブルガリア」と付けられていることから、ヨーグルトで有名な国でもありますね。しかし、ヨーグルト以外にも歴史の残る観光スポットが多数存在します。
物価もヨーロッパの中では、トップクラスの安さと言われています。例えば、交通費ならタクシーの初乗りが70円、スーパーなどに売られている食材も日本の4分の1ほどです。
ただ、財布や携帯が盗まれるなど、軽犯罪が多い国でもあります。治安があんまり良くないので、貴重品は盗まれないように気を付ける必要があります。
ブルガリアの通貨は、レフです。1レフ=64円、10レフ=640円(2019年2月時点)。
ポルトガル
ポルトガルは、南ヨーロッパのイベリア半島に位置する共和制国家です。首都のリスボンを始め多くの観光スポットが存在します。世界遺産は、ジェロニモス修道院やベレンの塔など、当時の名残を強く感じるものばかりです。
また、カラフルな町中にある多くの坂道は、どことなくノスタルジックな雰囲気を感じさせてくれます。他にもポルト近郊の街アゲタでは7月~9月に、上空に無数の傘を浮かばせる傘祭りなど、個性的なイベントを満喫することも可能です。
物価は激安というほどではないですが、ドイツやフランス、北欧地域に比べたら圧倒的に安い金額で旅行を楽しめます。大体日本と同じくらいでしょう。
ポルトガルの通貨は、マルタと同じユーロです。ユーロの為替レートは共通なため、省略します。
ラトビア
ラトビアは、北ヨーロッパに位置する共和制国家です。旧市街に建ち並んでいるおしゃれで可愛らしい建物は、絵本の世界に入ったような気分を味わうことができます。また、演劇が盛んな事でも有名で、日本とは違う劇を楽しめます。ラトビアに行かれた方は、記念に鑑賞してみると良いでしょう。ただし、毎日劇が行われているとは限りません。
物価は、食事やカフェなどは日本と変わらないのですが、ホテルが安い場所で1泊2000円~3000円と旅行者にはありがたい料金です。
ラトビアの通貨もユーロですね。為替レート共通なため、省略します。
ハンガリー
ハンガリーは中央ヨーロッパに位置する共和制国家です。国土は日本の4分の1ほどで小さな国ではありますが、8つの世界遺産が存在します。川や湖、平原や鍾乳洞など様々な景観を味わえて、思わず何度も行きたくなる国です。
物価は、ヨーロッパの国の中では安い部類に入りますが、レストランや食料品の値段は日本とあんまり変わりません。しかし、ホテルは比較的安く3つ星ホテルでも5000円代で泊まれますので、旅行者の金銭的な負担を減らせます。
ハンガリーの通貨は、フォリントです。1フォリント=0.39円、10フォリント=3.9円(2019年2月時点)。
チェコ
チェコは、中央ヨーロッパの共和制国家です。歴史の名残が見られるプラハ城や聖ヴィート教会、中世の街並みが残る旧市街のチェスキー・クルムロフなど、ヨーロッパにいることを感じさせてくれる観光スポットが多数あります。
物価も全体的に安く日本では高値のチーズを、チェコでは100円代で購入することができます。博物館や美術館も200円ほどで見学ができますので、旅行者にはありがたいですね。
また、チェコは世界一ビールを飲む国とも言われています。その影響もあってビールも安く、レストランでは500mlを150円ほどで飲めます。ビールが好きな方は、一度は訪れてみると良いでしょう。
チェコの通貨は、コルナです。1コルナ=4.9円、10コルナ=49円(2019年2月時点)。
ポーランド
ポーランドは、中央ヨーロッパに位置する共和制国家です。中世の街並みが残る首都ワルシャワや古都クラクフを始め、歴史の重みを感じさせてくれるアウシュヴィッツ強制収容所、メルヘンな街並みのポズナンなど、見どころが多数あります。
また、ポーランドは親日国としても有名です。日露戦争時、ポーランド人捕虜に対する手厚い待遇、ポーランド人シベリア孤児への支援を行った事から、ポーランドは日本に大きな恩を抱いています。
実際に恩返しとして、阪神淡路大震災や東日本大震災で被災した子供達を2週間近くポーランドに招きました。そして、ポーランド孤児との対面を通じ彼等を励ますなど、時代が経っても尚、日本とポーランドが深い関係にあることが分かります。
物価も全体的に安く、日本の半分ほどです。工夫を行えば安価で旅行を済ませられます。
ポーランドの通貨は、ズウォティです。1ズウォティ=29円、10ズウォティ=290円(2019年2月時点)。
安い金額でヨーロッパの世界を満喫しよう
今回ヨーロッパの中で物価の安い国々を紹介してきましたが、物価以外にも世界遺産や中世の街並みなど、旅行として楽しめる要素がたくさんありましたね。物価も安いと分かれば、ますますヨーロッパ旅行への希望は見えたのではないでしょうか?
また、当サイトでは物価情報以外にも国内旅行や海外旅行で役に立つ情報を発信しています。その中に料金を安くするための方法についても書いていますので、旅行を検討されている方は、是非参考にしてください。
コメント